Building an Octa-core 32-bit RISC-V PC on an FPGA board
Luffcaでは、X Window System(X11)が動作する8コアの32-bit RISC-V PCを、Qmtech社のFPGAボードのWukongボード上に構築しました。
USB接続のキーボードとマウスは、ロジクール社のワイヤレスコンボMK245 NANOを使用しています。
このPCは、https://github.com/litex-hub/linux-on-litex-vexriscv等をベースにしています。
Linux on LiteX-VexRiscv
Linux on LiteX-VexRiscvは、ソフトプロセッサとして32-bit RISC-VのVexRiscvを使用しています。
VexRiscvの周辺には、LiteXのIPコアが使用され、SoCビルダーのLiteXを使用して、SoCが構築されます。
RISC-V PC
Luffcaでは、以下の構成でRISC-V PCを構築しました。
- RISC-V PC本体
- Qmtech Wukongボード
- Pmod usb_host_x4の代替品
- USBワイヤレス・キーボード・マウス・コンボ
- HDMIディスプレイ
- MicroSD
- USBケーブル (USB-UART)
WukongボードベースのRISC-V PCの主要仕様は、以下の通りです。
- CPU: オクタコア 32-bit RISC-V
- ISA: RV32IMAFDC + AESカスタム拡張
- 動作周波数: 100 MHz
- DRAM: 256 MB
- Ethernet: 100/1000 Mbps
- USB: 2ポート (最大4ポートまで増設可)
- ディスプレイ解像度: 1024×600
- ストレージ
- MicroSD: OpenSBI、Linux及びrootfs
まとめ
Luffcaでは、モディファイしたLiteX/VexRiscv等を使用して、X Window System(X11)が動作する8コアの32-bit RISC-V PCをQmtech社のWukongボード上に構築しました。
このPCの特徴は、モディファイしたLiteX/VexRiscvによってUSBホスト機能を実現した点です。
また、このCPUのISAをSaxonSocのCPUのISAと同じにすることで、多くのアプリケーションを流用できるのは良い点だと思います。